機械航空工学科(機械工学コース) 受験体験記

(H23) 

 

出身高専: 神戸高専

 

高専での成績: 4年次席次1位 

          4年次以外もだいたい1位

 

他大学受験状況: 大阪大学(不合格)

 

入試の出来

数学:フーリエ変換と線形台数の最後の問題が解けませんでした.それ以外はたぶん出来たかと.

英語:あんまり覚えてないけど7割くらいは解けた気でいたような気がします.

専門:材力と工力に関してはほとんど解けてないです.流体は8割くらい,熱は全部出来たと思います.

 

 

受験勉強の流れ

受験勉強を始めたのは4年の1月くらいからで,正直遅すぎたと思ってます.(神戸高専生は全体的に受験勉強始めるの遅かったので当時はあまり危機感もってませんでした)

一通り高専の数学問題集を解いたり,だらだらと勉強してました.

春休みごろにようやく過去問を解き始めて,現実を思い知って相当焦りました.

機械航空工学科は専門科目が多くて直前まで全範囲をカバーできずにいたので,正直受かる自信はあまりなかったです.

あと阪大用に物理も勉強しないといけなかったので,相当大変でした.九大第一志望で勉強してたので,阪大用の受験対策があまりできずに阪大からは見事不合格いただきました.

 

教科ごとの勉強

数学

九大の数学はとにかく範囲が広くてつらいです.微積,線形台数に加えてフーリエ,複素関数,確立,たまにベクトル解析が出るなど正直ムチャです.

難易度も結構高めだと思います.ただH23年度の問題は変に簡単でしたが(フーリエ変換が出題されるというサプライズがありましたが).

とにかく過去問やって,出題範囲の広さに愕然としながら勉強しましょう.

「編入数学徹底対策」と「編入数学徹底演習」ってのがすごいいいです.この2冊があれば全範囲カバーできます.それプラス高専の数学問題集やってればokかと.

 

英語

九大の英語は比較的易しいです.他の帝大と比べたら難易度の違いにびっくりします.

英語に関しては勉強法もなにも,単語熟語覚えるしかないかと.

私はひたすら熟語帳をめくってました.

 

専門

材力と工力ははっきり言って超難しいです.工力に関しては手も足も出なかったです←よく合格したな

材力は九大の先生が書いた,森北出版の「材料力学演習」っていう本の問題に似た問題が毎年でるらしいですが,この本自体結構レベル高い本なので・・・とにかく材力は計算が面倒です.

工力は,円柱の慣性モーメントの導出やら,滑らかな床の上に置かれた直角三角形状の物体の斜面部を円柱が転がるときの運動方程式を導くとかいう問題がでました.

材力は,トラス,両端支持梁の三角形分布荷重がかかるときのひずみ,三次元梁の問題がでました.

流体に関しては私は全く傾向が分からない(H23年度の問題はベルヌーイと運動量がメインでした)ので,アドバイスはできないです.機械工学演習シリーズの「演習 水力学」なんかが良いんじゃないかと.これも九大の先生が書いた本ですし.

熱力はランキンサイクルがよく出るらしいです.H23年度も蒸気タービンでました(蒸気表使ってエンタルピーだの仕事だの求めたような気が・・・).

専門に関しては過去問が公開されていないので,対策が難しいです.

いろんな問題に慣れていた方がいいと思うので,とにかく問題を探しては解きましょう.

 

面接

終始ゆるーい雰囲気での面接でした.

入って早々「自己紹介して」って言われました.??と思いましたが,受験番号と名前言えってことでしょうね.特技とかいろいろしゃべってやろうかと思いましたがそんな勇気はなかったです.

専門試験の出来とか志望動機とか他受験した大学を聞かれました.

あまり試験に関して突っ込まれることもなく,できませんでしたって堂々と言ったらあっさり次の話題に変わりました.

そんな感じで5,6分くらいで終了ムード.「何か質問ない?」って聞かれたので,卒研の研究室の配属は成績によってきまるのか?って質問したら,それに答えた後,「そういえば君は今高専でどんな研究やってるの?」と.←このタイミングで聞くのってどうなのか

それに答えたら,「大学ではどんな研究したいの?」って質問.←さっきまでの終了ムードは吹き飛ぶ.

あとは神戸高専についてやたら聞かれた.進学と就職の割合はどうなの?とかあまり神戸から九大受ける人っていないよね?とか.

将来のことについても質問された.学校の先生になるのもいいかなと思いますって言ったら,「じゃあドクターまで行く気はあるの?」って聞かれた.←全く行く気ないけど元気よく行きたいです!って答えた.

結局15分くらいかかったと思います.

ただ雰囲気がゆるかったのであまり疲れることなく終わりました.

 

 

反省とアドバイス

とにかく勉強時間が足りなかったです.4年の夏くらいからは徐々に勉強するべきだと思います.

あと九大は受験日が遅くて,受験組のトリになると思います.まわりの人がどんどん進路決まって焦ると思いますが,頑張ってください.一緒に勉強する友達がいると挫折せずに済むと思います.

 

(H23) 

 

出身高専:北九州高専


高専での成績:

  1年 11

2 8

3 6

4年 3

5年 11

成績としては芳しくないけど,受かるときに順位は関係ないですね

 

他大学受験状況:熊大(合格)

 

入試まで:

 勉強を始めたのは5年の春休みからですね.春休みは昼部活してその後図書館で勉強って流れでした.学校が始まってからは実験などいろいろレポートがあり勉強時間が取れずイラついてた記憶があります.でも,極力空いた時間は勉強してた気がします.自分たちの時は入試が8月終わりだったので,夏休みでかなり勉強時間が取れたのがよかったです.おかげで春から勉強開始しても間に合いました.(実際は間に合ってたのかは疑問ですがww)

入試について:

 ・数学

  過去問を見たらわかると思いますが,例年に比べて簡単でした.九大入試の基本である複素数も出ませんでしたし.テストを受けて思ったことですが,勉強方法としては過去問をみてその問題と同等のレベルの参考書を探すことが大事ですね.割と似たような問題が載っています.九大のシラバスを見て同じ教科書を探すのも手の1つだと思います.勉強時間が足りなくて困っている人は問題を解かず参考書を読みあさって,入試時に初見の問題に遭遇しないようにすべきです.テンパって白紙の答案にしてしまうと0点ですからwwそれよりも見たことあるって感じで取敢えず,答案を埋めた方が勝率は上がりますよ.でも,できるならしっかりと問題を解き,満点の答案を作れるように努力しましょう.

 ・英語

  私は英語が苦手なので,出来は最悪でした.面接でも「英語の出来が悪いね~」っと苦笑されたぐらいです.英語も過去問があるのでわかると思いますが年によってレベルが凄まじく違うみたいです.←(自分はレベルの違いが分からないので他人の感想引用ww)

 ここからは個人見解ですが,英語は勉強する必要がない気がします.もし,過去問が楽勝な人は勉強は不要だし,できない人は5年になってから勉強しても遅いです.恐らく他の科目の勉強で手一杯なはずなので,そっちの勉強時間を削ってまでする価値はないと思います.それよりも専門で点数取った方が効率がいいと思います.でも,できるなら4年もしくは3年の内に英語はできるようになっておきましょう.入試関係なく必要になってくる科目なので.後,TOIECなどを受けて,高得点を取っておくと面接のときにアピールできるし,筆記で失敗しても誤魔化せるかもww.まぁ,あくまで個人見解なんで参考程度にしてください.

 ・専門科目(機械力学・材料力学)

  問題は九大で使う教科書レベルの問題が出ます.(シラバス参照)おそらく,高専で習ったものと傾向が違うと思うのでその教科書を100%勉強に使用すべきです.もし,どの教科書がわからなかったら管理人に質問してください.いい子なので教えてくれます.

 勉強方法ですが,九大の教科書を使用する.以上ですwwww

なお,機械力学,材料力学共に問題の幅は無限通り作れるので,問題すべてを解くことはお勧めしません(1問解くのに時間がかかるし,恐らく似た問題がでても同じ問題はでないから).それよりも解き方や内容を理解して,後は自分のセンスに任せ方が得策です.今回の試験問題も教科書の問題が少し複雑になっただけでした.

※注意

教科書を用いて勉強するときに大学2年後期までで習うとこしかでないので,それ以降は出ないですよ.例えば自分らの時は機械力学は5章までとか・・・.

 ・専門科目(熱力・水力)

  同じく九大の教科書を参考にしてください.問題のレベルはそれほど難しくはないです.落ち着いて解けば,満点を取ることは可能でしょう.入試だからと言って難しく考えると墓穴を掘る羽目になるぐらい簡単です.自分もビックリしました.しかし,勉強を疎かにしていいというわけではないです.基礎はしっかりと押さえておきましょう.点数稼ぐ科目なので失敗すると痛いです.

 ・面接

  自分は熊大にも受けたので比較できるのですが,九大はあまり面接を重要視していない印象があります.九大の面接の主な目的は高専の現状を知ることって感じで,学校についての質問が多いいです.内容としては「クラスの進学と就職の割合」,「クラスの人の就職先」「専攻科について」とかです.ここら辺はあるがままに伝えるだけ.後は「この大学を選んだ理由」,「他大学に受験した?」などありきたりな質問ばかりです.よっぽどのことがない限り面接で落ちることがないでしょう.因みに自分は「九大を受験した理由」→「レベルが高いから・・・」っとまぁアホみたいな受け答えをしました.でも,先生たちはウケてましたwww.最後に1つ質問できるので何かしましょう.自己アピールもいいかもしれませんね.

 

反省・アドバイス:

 勉強始める時期が遅かったのが反省ですかね.そのせいで夏休みに遊ぶ時間が作れませんでした.早く始めて余裕を持って生活した方が精神的に楽ですし,最後の高専生活なんで遊べるなら遊んだ方がいいですよ.就職組は夏には決まってるんで,夏休みは遊びまくってて,その中に入れないのはちょっと辛いですから・・・.

 後,自分は5年のときはバイトと部活をしながら勉強していました.勉強ばかりだと鬱になるので,気分転換に部活とか他のこともやると勉強の効率上がるかもしれませんよ(保証はしませんw).

親からは「バイトして馬鹿じゃないの?」とか呆れられ,後輩からは「受かった」っていったら爆笑されました.でも,受かるときは受かるんです!

 

追記

 編入生の皆も皆さんと同じように勉強をして入ってきています.賢いから合格したのではなく,それなりの努力をしています.勉強が嫌になる時があると思います.努力が報われないこともあるかもしれません.しかし,そこで負けないことに意味があることを忘れないでください.みなさんの入学をお待ちしております.みなさんも九大に入れるように頑張ってください.

 

 

(H24)

 

今年の数学はラプラス変換が出題されました。sin,cosとあと一つ簡単な式のラプラス変換を求める問題です。定義式と積分の知識があれば出来る問題でした

。フーリエ級数と変換、微分方程式、行列、曲線(カージオイドという有名な曲線だそうです)を求め、面積を求める問題(私は出来ませんでしたが)。確率は出なくて助かったです。

難易度は去年よりちょっとだけ上がってたように感じましたがほとんど変わりませんでした。範囲は広くなってるような気はしました。7割前後くらいだと思います。

 
英語は意外とチンプンカンプンでした(私だけ?)形式は例年通りです。

英語は本当に、一年くらい時間をかけないとダメだと思いました。そうでなければ英語はやめて他の教科に力を注いだほうがいいように思いました。英語は理解していても、単熟語を知らないと話になりませんね(笑 英作文と空所補完はゴリ押しで一応書きました。和訳は半分くらい出来ませんでした。5割いってれば歓喜といったところです。

 
熱力は、ランキンサイクルは出題されませんでした(せっかく勉強したのに・・・)。いくつかのサイクルから二つを選択して、過程を示してP-V、T-S線図をかく問題、カルノーサイクルの仕事と排熱量を求める問題、それと等温、断熱過程の問題でした。

思った傾向と多少違っていたので戸惑いましたが、一応全部解けました。
水力は、管内流路と説明しがたいベルヌーイを使いそうな問題が出ました。管内流路については、以前申しましたように習っていない部分だったので出ないことを祈っていましたが・・・撃沈です。ベルヌーイの方は一応解けました。


材力は、トラスの問題(荷重方法が特殊でした)、長さLの片持ちはりの下に長さaの剛体が隙間なく置かれている(恐らく下からの分布荷重)状態で端に荷重がかかったときの変位、三次元梁の変位の問題が出ました。「演習材料力学」と似ていますが、難易度は上がっています。

一応全問解きました。他の人がどれくらい出来ていたのか気になります。


工力は、正直覚えていません(笑)
材力をまともに解いていたら時間が足りないように思いました。
振り子の運動方程式と、ボビンのような物体に糸を巻きつけ、糸を引っ張ったときに物体に作用する力、運動方程式を導く問題だったと思います。パッと見で書けそうな問題を2問くらい書いて時間がきました(笑)

面接は本当に緊張するのは最初だけで、ゆるやかムードでした。
他大学受験、志望動機、将来の希望する進路、テストの出来、卒研。一応言いたいことは全部言いましたが、質問に答えたら次に進むので、全然手応えは感じませんでした。卒研については、聞かれたのに全然興味無さそうでした(笑)

 

(H24)

H24 受験体験記

 

出身高専: 佐世保高専

高専での成績: 14年まで810位をうろうろ 

他大学受験状況:佐世保高専専攻科(合格)

 

<問題>

数学と英語は過去問を参考にしてください。前年度の分は募集要項が発表されてから取り寄せができるはずです。数学は範囲が広いので注意してください。高専の数学をやった後で大学編入試験問題数学徹底演習で勉強するといいと思います。英語は早めに単語とか、長文とかしとかないと後で大変な目にあいます。


材力:(1)3/4πの角度を持った曲りはりの一端Aが地面に固定されていて、他端Bが二つの棒で天井Dと壁Cにピンで固定されている。二つの棒の長さをl、直径をφd、ヤング率をEとする。曲りはりのπ/2の位置に垂直荷重Pがかかったとき、BCBDにかかる力、着力点の変位を求めよ。

(2)Lの長さを持つ片持ち梁の下に隙間なく長さaの剛体が張り付けられている。L>a。先端に集中荷重Pがかかるとき、先端の変位を求めよ。

(3)三次元梁の問題。横方向にa、奥行き方向にb、さらに横方向にaの長さを持った梁がある。梁の根元から順にA,B,C,Dとおいて先端Dに高さ方向の集中荷重Pがかかるとき、ABBCCDにかかる力および、モーメントの線図を示せ。また、先端Dの変位はいくらか。

BCは剛体です。

村上敬宜「材料力学演習」に似たような問題があるので、それで勉強するといいと思います。1問目が全然解けなくて焦った覚えがあります。

 

工力:(1)①振り子の運動方程式を求める問題。平面極座標系。

t=0のとき、θ=π/2v=0。張力Tをθの関数で表せ。

③加速度aで支点が動く(横方向)とき、Tをθの関数で表せ。

(2)①直径Rのボビンに糸が巻き付いていて、それを張力Tで引っ張っている。巻き付いている部分の径をr、摩擦係数をμoとする、ボビンはすべらない。このときの運動方程式を求めよ。

②加速度を求めよ

③滑らないで転がるためのTの条件。

あんまり解けませんでした。末岡淳男「機械力学演習」で勉強するといいかもしれません。

 

 

熱力:(1)カルノー、オットー、ディーゼル、ブレイトンの4つのサイクルから2つ選び、サイクルの4つの行程を説明せよ。それぞれ(2つ)p-vT-s線図を描け。

(2)簡単なカルノーサイクルの問題

(3)等温変化、閉じた系。V1=0.01m^2P1=0.1MPaT1=300Kk=1.4ln10=2.3、圧縮したら体積が0.1倍になった。

①内部エネルギーの変化

②圧縮仕事

Q12

④断熱になったとき、その仕事は②と比べて小さいか、大きいか

ランキンサイクルも勉強した方がいいと思います。

 

水力:(1)二つの水槽をφDの管でつないでおり、中間に真上に向かって管がつなげられている。水槽1と中間の管の間には弁が取り付けられている。水槽1の水位をH1、中間の管の水位をh、水槽1の水位から水槽2の水位を引いた値をHとする。H1>h、水槽2の水位は中間の管の水位よりも低い。水槽1から中間の管までの距離をl、水槽1から水槽2までの距離をL、水槽2に流入する流量をQ、入り口の損失係数をζi、管摩擦係数をλ、弁の損失係数をζvとするとき、

    Qを表せ。

hl以外の文字を使って表せ。

(2)断面積3Aの管の内部に速度の異なる流れ(下向き)がある。面積Aの部分を速度2V、面積2Aの部分を速度Vの流れが通っていて高さZの間に2つの流れは合わさって1つの流れ(速度V*)になっている。密度をρ、重力加速度をg、上側の圧力をp1、下側の圧力をp2とする。

①合流後の速度V*Vを使って表せ

p1-p2(静圧差)を表せ

    E1-E2(エネルギー損失)を表せ

 

<受験勉強の流れ>

本格的に受験勉強を始めたのは4年の3月からで,英語は秋ごろからちょくちょくしてました。過去問は秋ごろに入手してたのに何をしてたんでしょうかね。そのせいで春休み、夏休みは・・・あぁ。

 

  

<面接>

面接は適当なのでそんなに緊張することはないと思います。自分の場合は3分程度で終わりました。質問内容は専門試験の出来、志望動機、受験した大学、こちらからの質問(「そちらから質問はありませんか」ってやつ)です。

 

<反省とアドバイス>

やっぱり、4年の夏くらいからは徐々に勉強したほうがいいと思います。

わからないところがあったら、先生にどんどん聞いてください。

あと、九大と熊大は受験日が被るかもしれないので注意してください。第二志望とかにしないように。

 

 

 

h24年度)

出身高専:佐世保高専

他大学受験状況:広島大学(不合格)

 

<入試の出来>

参考程度に

数学:8   英語:7   材力:4

工力:6   熱力:9   水力:4

 

<受験勉強のながれ>

4年の前期末試験が終わって,一息ついた頃(10)から始めました.12月くらいまで徐々に勉強時間を増やしていき,冬休みからは空いた時間はほとんど受験勉強に当てました.春休みの前半までに,数学と英語の基礎を固め,春休み後半からは数学・英語の演習に加え、専門教科の復習・演習も始めました.

5年になってからは,体育祭の実行委員の仕事で,勉強時間をなかなか確保できず苦しみました.先生に申し訳ないなと思いつつも,授業中に受験勉強していました.6月に広島大学から不合格を受け, 数日間勉強が手に付かなかったのですが,なんとか持ち直して合格にこぎつけました.

 

<数学>

基本的に「高専の数学問題集2,3,田代,森北出版」で勉強しました.基礎から応用まで問題を扱っており,これを終えるとかなりの実力が付きます.ただ,わかり辛いとこともあるので,「大学・高専生のための解法演習シリーズ,糸岐,森北出版」で補いながら進めるといいです.ちなみに,この本は私の母校,佐世保高専の先生が書かれた本です!応用数学は「新訂 応用数学,高遠,大日本図書」で基礎をかためました.微積,線代,応数の仕上げとして,「徹底演習」の問題を適当に選んで解きましょう.確率は大学受験用の参考書を1つ買って基礎からかためましょう.統計は時間が無く,図書館にあった「工科の数学 確率・統計,田代,森北出版」を一通り読むだけに止めました.範囲が広くて辛いですが,やるしかありません!頑張りましょう.

 

<英語>

英単語,英熟語をしっかり覚えましょう.「速読英単語 必修編,上級編,風早,Z会」「速読英熟語,温井,Z会」を使いました.上級編は途中で諦めました.熟語の方は見落としがちですが,読解を進める上でも非常に重要です.また,試験では熟語中の前置詞を問う穴埋めがあるので,細かい所までしっかり覚えておきたいところです.読解・和訳には「英文和訳のトレーニング,高橋,Z会」,英作文には「英作文のストラテジー,望月,河合」を使いました.実力養成に時間を要するので,早め早めに対策を始めて下さい.

 

<材力>

 リングとトラスの組合さった構造でひずみエネルギーを使って変位を求める問題,はりの曲げの問題,梁のS.F.DB.M.Dを書かせる問題が出ました.水力と共に手も足も出ませんでした.はりの曲げの問題とひずみエネルギーを使ったリング,トラスの問題についてはしっかり準備しておきたいところです.「材料力学演習,村上,森北出版」で勉強するのが良さそうですが,過去問を見て材力の先生にアドバイスをもらうのが一番効率の良い方法に思われます.

 

<工力>

 円筒座標系で運動方程式を立てる問題,剛体振り子の問題,ボビン状剛体に関する各種問題が出ました.「機械力学演習,末岡,森北出版」に沿って勉強してください.演習問題を解きながら考え方を身につけていきましょう.各種座標系(回転座標系や極座標系)で表される速度や加速度を自力で導けるようにして下さい.剛体の力学は頻出です.

 

<熱力>

 いくつかのサイクルについて説明させる問題,等温・等圧・断熱過程の熱量やら仕事やらを求める問題が出ました.基本的な問題が多いと思われます.少なくとも今年はそうでした.ガスサイクル,蒸気サイクル,カルノーサイクル,熱力学第12法則についてよく理解してください.しっかり点を取りたい科目ですね.

 

<水力>

 2連タンクについて,ベルヌーイの法則や管路損失などの考え方を使って流量等を求める問題,障害物のある管路について,連続の式,運動量保存則などを使って流速やら圧力差を求める問題が出ました.最も勉強を十分にできないまま試験に臨んだ科目です.試験では手も足も出ず,半分が全くの白紙です.授業の復習をしただけで,従って有用なアドバイスはできそうもありませんが,「わかりたい人の流体工学(),深野,裳華房」が役に立つかもしれません.参考にされてみて下さい.

 

<面接>

 九大ではどのような研究をしたいか?将来の展望はあるか?(修士を出た後は就職を希望しているという応答に対して)具体的にどの会社に興味があるか?他大学の受験状況はどうか?あなたのクラスの受験状況はどうか?卒業研究はどのようなことを?

 特別に練習することはないと思います.ただ,印象を悪くしないように,はきはきとした応答,丁寧な言葉遣いくらいの事に気をつけておけば完璧です.

 

<最後に>

 受験勉強をしていると辛いこともあると思います.私は滑り止めにするはずの広島大学から不合格を受けて相当参ってしまったのですが,九州大学にどうしても行きたいと思うと自然と立て直すことができました.第一志望に絶対行くという気持ちを持って努力されて下さい.また,ずっと勉強というのは効率が悪いかもしれません.私はかなりの頻度でジョギングをしていました.時間が無い中でも適度に息抜きをすることで,集中力を維持しましょう.体を動かすのがお勧めです.

 

 

(H25)
出身高専:有明高専

高専での成績:3年次席次2位

          4年次席次2位


他大学受験:無


入試の出来数学:5割英語:6割専門 材力:6割   工力:5割   水力:8割   熱力:7割


入試まで: 

自分は九大を受けようと思った時期が4年の1月と遅く、それまでは就職を考えていました。ですから、すこし焦った記憶があります。大学編入を目指してる人は、もう少し早い時期から準備した方がいいかもしれませんね。それから春休みくらいまでは、数学を重点的に勉強してました。英語はtoeicが695点だったので、これも手抜いてました。専門は勉強方法がわからず、ほっぽらかしてた感じで、数学さえいければなんとかなるやろ、とか甘い気持ちだったのでほんと自分ばかやなと後で思い知りました(笑)。入試の日程がわかると、去年と違い、前期末試験直後の2日間が入試日であることを知って、かなり九大合格への道が険しくなった気分でした。でも、テストは学校のテストを優先してしまい、あまり編入学試験に対して本腰を入れたことはなかったです。一般での受験が自分一人だったので周りが進路決まっている中、一人勉強というのは、結構大変なものでした。編入試験が終わって、自分は7割落ちると思っていたので、たぶん運の力もあったんだと思います。


数学:

今年の数学は、今までの数学の問題の傾向よりもはるかに難しくなってた気がします。例えばフーリエ級数の応用問題や、証明問題などがそれです。自分も過去問を解いて、数学に対する気持ちが甘く、一番最初に数学を受けてその落差で大撃沈したため、最初から、もうオワタ\(^o^)/モードに突入してましたね(笑)

自分は、『大学編入試験問題数学徹底演習』と、九大の教科書である、E.クライツェグの『技術者のための高等数学3 フーリエ解析と偏微分方程式』『技術者のための高等数学4 複素関数論』を使って勉強してましたが、後半2つはあまり効率は良くないと思うのでおすすめしません。


英語:

これも、例年の傾向と少し違って穴埋めがなくなりました。詳しくは、過去問を見てください。自分が使用した参考書は、『ドラゴンイングリッシュ』ですが、半分くらいしかやってません。それ以外は、特になにもしていません。ただ、前もってtoeicのために勉強していたおかげで、なんとか乗り切りました。
専門:専門教科は、数学ほど参考書から逸脱したレベルの問題は出にくいです。じっくり、そしてある程度は山を張って望みましょう。


材力:

使用した参考書は森北出版の『材料力学(水色)』『材料力学演習(赤色)』です。   

材力、工力は専門のなかで力を入れた教科で、実際効率のよいやり方だったと思います。   

あと、ミオソテスの解き方は絶対覚えて損はないです!梁問題はミオソテスを使えば一発ですし、説明もあまりいらないと思うので、時間短縮に役立ちます。材力と工力合わせて90分で、おそらく全部解くのは間に合わないでしょう。時間短縮できるようになっておいてください。

 

工力:

使用した参考書は森北出版の『機械力学演習』の第五章剛体の力学のところまでです。運動方程式のところは何度も繰り返してやり、理解度を深めましょう。  

円板を使用した問題はどうやら定番となっているので、それに関係するところはやっておくとよいです。


水力:

参考書は森北出版の『演習水力学』ですが、正直途中まではしたものの、えーこれ全部覚えるの無理じゃね?そして無駄じゃね?ってなって挫折してやめました(笑)   

結局山を張った、ベルヌーイと運動量の問題が見事あたり、効率のよい勉強だったと思います。全部やっても構いませんが、ベルヌーイと運動量だけやって、ほかの教科に時間をあてた方が効率的です。(入試直前は他のところから出ないかめっちゃ不安でしたがw)

 

熱力:

ここの掲示板には、様々な熱サイクルのことについて聞かれたと書いてあったので一応勉強はしましたがでませんでした。自分は蒸気のところは完全にアウトオブ眼中ってやつでやっていません。


面接:

面接官は10人程度、時間は3分くらいだが、人によってまちまち。時間の長短によって入試の合否が類推できる、わけでもないらしいw(現に、自分は短かった気がする)   

志望動機や、好きな専門教科、どんな研究がしたいかなど聞かれたが、ここで多少失敗しても別に何があるわけでもないというぐらいの内容。質問する時間もなかったです。


アドバイス:

英語は前もって勉強しておくと楽である。というか、前もって勉強できる内容は英語くらいでそれ以外は、自分で先にどんどんやっていける人でなければ時間の無駄。      

習ったところの復習程度であとは難易度の高い問題に挑むことが大切です。あと、過去問の傾向はつかむ必要はあるけれど、あまりそれに頼っちゃだめだよってことくらい。
専門教科の過去問がないとのことなので、ある程度覚えていた内容をあげておきます。ご参考までに。

 

H25

出身高専:明石高専

高専での成績:1年~3年 33位から始まり,8位くらいまで

       4年終了時 3位

       TOEIC 550点(IPテスト)

 

入試の出来:数学:8~9割 英語:7割 材力:7~8割 工力:5割 

      水力:3~4割 熱力:8割

 

他大学受験状況:明石高専専攻科(願書のみ)

 

入試まで:

 進学を意識したのは4年の後期からです。部活の忙しさも減り、研究内容などから九大を選択しました。九大は受験時期が8月前半と他大学と比べ遅く、合格発表も一か月かかるので、他大学を受験し合格していく人を見ていくとメンタル的につらい時期があると思います。実際ゼミの先生に、九大と専攻科落ちた時も考えとけよと言われ二次募集も調べていました。何か滑り止めの大学を受けておけば良かったと本気で思っていたので受験校選びも慎重に行ってください。

確約書なども考えると、豊橋技科大あたりなどになるのかなと思います。

 4年前期まではテスト勉強をまじめにやるくらいでした。それなりに数学と専門科目には自信がありましたが英語はそこまで自身はなかったです。

 受験勉強として始めたのは4年の11月くらいからです。寮生だったので周りに影響されて焦ってはじめました。学校から帰って午前3時寝8時起きという生活です。専門科目はテスト勉強程度で数学、英語を4年生の間は重点的に行っていました。春休みは寮が閉まり勉強の方もあまり効率がよくはありませんでした。春休みは勝負の時期だと思います。 5年生から専門科目の受験勉強も始めましたが、研究や実験等で受験勉強ばっかりやっていたという感じではありません。受験直前もテストがあり、テスト最終日に受験のため九州に出発という流れでした。

 

数学:

 4年の年明けまでは「編入数学徹底研究」をメインに勉強していました。過去問見ればわかりますが他の旧帝大と比べると数学は簡単な方だと思います。「徹底研究」が解けるのならばそれなりの点数は稼げると思います。

年明けからは「過去問特訓」「徹底演習」も行っていましたが、全部解いたわけではなく行列の難しい問題などは飛ばしていました。また受験直前は「徹底研究」の復習がメインでした。周りの東大、阪大などの受験生と比べ解いた問題の難易度は低めだと思います。

ただ上記の編入対策本は確率・統計はあまり詳しくないので高校数学の確率ぐらいやっておいた方がいいのではと思います。(H26年度は出題がありませんでしたが)

僕は「坂田アキラの確率がよくわかる本」で勉強しました。その気になれば3日でやり切れます。

受験本番は代数、微分方程式、ラプラス・フーリエ変換、偏微分の問題でした。ラプラス変換にs微分の公式の導出、利用がありこの問題は厄介かなと思いました。制御の授業でやった内容で思わぬところで命拾いした問題です。若干偏微分のチェインルールを使った問題でてこずり、全問解けませんでしたがかなり出来は良かったのではないかと思います。

 

英語:

 単語は「速読英単語」、英作文は「大矢英作文」「ドラゴン・イングリッシュ基礎英文100」を使っていました。単語はDUOやシステム英単語なども含めた中で一つはやっておくべきだと思います。

そのほか「速読英熟語」「キムタツ式英語長文速読特訓ゼミ・センターレベル編」や理系英語長文の本などをやっていました。

受験本番は長文二つ、英作文でした。今回の長文はどちらも理系の文(ニュートンの法則、地球温暖化)でもともと日本語で知っている内容だったのも幸いし比較的簡単に思えました。英作文も参考書の内容通りの問題が多く一応全部埋めることができました。

 

専門科目:

 専門科目は九大の過去問が公開されておらず対策しにくいと思います。受験勉強時は専門で他の受験生に差をつけようと思っていたのですが、難易度は全体的に高かったです。

ただ、周りの受験生も同じなので、そこは割り切るしかないと思います。

九大大学院の専門科目の問題は公開されているのでそれを解くのもありかなと思います。

工力と材力、水力と熱力は同時に配られて所定の時間内に解く、という形です。

 

材力:

 基本は他大学の材力の過去問で勉強していました。ただ、九大大学院の問題や編入会の情報からトラスとピン結合が出そうだったので学校図書館で借りた本で似たような問題を探して解いたりもしました。トラスとピン結合は九大材力の特徴なのではと思います。

 本番の問題は剛体棒が入っているトラス、L字に何度か曲げられた棒を鉛直方向の加重とねじり荷重をかけるといった問題など3問でした。

一番専門科目で力を入れた科目だったのでそれなりに解けたと思います。

 

工力:

 学校で使った「工業力学、森北出版」から始め他の体験記にも挙げられている「機械力学演習、森北出版」などで勉強しました。後者のテキストは全部解いていません。

本番は斜面にばねがついた円盤があり振動を考える問題、回転円盤上に振り子がある問題の二つです。工業力学というより機械力学の方が近いのでは?と思う内容です。解けそうなところだけ解き、材力をしっかり解きました。

 

水力:

 体験記にも挙げられている「演習水力学、森北出版」で勉強していました。その他図書館で似たような問題を探して解いていました。

 本番は縮流について問う問題があり、概要しか知らなかったので完全に詰みました。

また、1番の答えを使って2番を解くという問題で1番が解けなかったりして、これは終わったなと気分になりました。もしかしたら2番以降で部分点がもらえたのかもしれません。

 

熱力:

 他の専門科目と比べ一番簡単ではないのかと思います。

 「工業熱力学、コロナ社」の演習問題で勉強していました。オットーサイクルなどのサイクルから蒸気サイクル、冷凍サイクルまでサイクルは完璧にして行きましたが、出際されたのはカルノーサイクルの問題でした。他、状態方程式を使って圧力とかを求める問題、pv線図の問題などがありました。ただ、比モルエンタルピーなどを求める問題はノーマークで、解けませんでした(モルについては2年の化学しか勉強しなかったので)。

 

面接:

 正直面接はあまり合否にはかかわらないのかなという印象です。

 志望動機から始まり、研究したいと言ったので卒業研究(九大でしたい研究と似ていたので)について深く聞かれました。他大学受験状況、博士にまでなるのか?といった質問でした。研究に食いついてもらえたのでよかったかなとは思いました。

マイナスイメージがつくようなことがないように、はっきり受け答えできればいいのではないかなと思います。

 

最後に:

 長々と書きましたが、普段の学校の授業を聞くことも受験勉強だと思います。思わぬところで役に立つかもしれません。寮生活でお互い勉強し合っている環境が自分には合っていたんだなと思いました。うまく勉強できる環境を見つけて効率よく勉強できれば結果はついてくると思います。頑張ってください!