物質科学工学科 受験体験記

H25

物質科学工学科(応用化学コース)

 

入試について

 

高専時の成績

4年まで:4-5

 

 

受験勉強について

 試験については、化学・数学・物理・英語の4教科でした。数学の配点が高いので、特に気をつけたほうがいいとおもいます。専門科目はないです。九大に限ったことではないですが、過去問がせっかくあるのですから早めに解いて問題傾向を知っておいた方がいいと思います。わからないところは早めにつぶしておけば直前になって焦らずにすみます。(僕は焦りました())

 私の受験勉強の本格化は4年→5年の春休み(それまでも少しずつはやっていました)でした。これでは少し遅いと思います。私もそうでしたが、特に運動系の部活をやっている人は高専大会が7月にあると思うのでそちらに時間を取られがちになります。ですので、このサイトを見ている人はある程度編入を考えている人だと思うので、思い立ったら、すぐにでも始めたほうがいいと思います。(低学年の人であれば、毎日の授業をしっかり受けてください。)

 試験の内容については、過去問を見たほうが早いので、ここでは特に触れません。

 あと、全体を通して言えることですが、自分が過去に一度勉強した教科書などは抵抗感がなくすぐに始められるので、手をつけやすいと思います。

 

数学

 数学は『編入数学徹底研究』をメインにやったのですが、今思えば先に教科書をしっかりやっておけばよかったと思いました。全部をやる必要はないと思いますが、やはり一度自分が過去に勉強しているものの方がやりやすいのではないかと思います。

 あと、私は行列とかが苦手だったので、『ベクトル・行列・行列式 徹底演習』をやりました。だんだんレベルアップするので、苦手だったらオススメです。

 

物理

 物理は、『大学12年生のためのすぐわかる物理』がメインでした。アマゾンのレビューはあまり良くない()ですが、よくまとまっていて、私としては結構オススメです。『大学12年生のためのすぐわかる演習物理 』というのもあり、そこまでやれればよかったんですけど、時間がなくて少ししかやっていません。

『橋本流解法の大原則』も読んでみると面白いので、余裕のある時期に一読しておくと良いと思います。

 

化学

 化学は、ほぼ高校化学の範囲です。私は『ダイナミックワイド図説化学』というのを読んだだけでした。心配であれば、何か問題集を買ってもいいかもしれません。

 あと、気をつけなくてはいけないのが、電卓を持ち込めないので、筆算の練習をしておいたほうがいいと思います(過去問を解けばわかると思いますが…)

 

英語

 英語は…あまり得意では無いので参考にはできないと思いますが、私は『DUO 3.0』と『英文読解入門 基本はここだ!』というのを読みました。英語が得意な友人は単語勉強に速単をやっていましたが…

 

 

当日の試験

 

本番の日程は、1日目に4教科の試験があり、2日目に面接という感じでした。

 1日目は、試験がお昼をまたぐので昼食を事前に準備しておいたほうがいいと思います。(コンビニが有りますが、混みますし余計な心配を減らしておいたほうがいいと思います。)

 2日目の面接はお昼ごろには終わりました。併願をしているともう少し遅いかもしれません。面接自体は、学生1人に対して物質科学工学科の先生が5,6人でした。圧迫面接ではなくわりと和やかな雰囲気で、質問は、

 

○志望理由は?

○試験の出来は?

○卒業研究の内容は?

○他に受験している大学は?

○何故高専に入ったの?

○最後にアピールポイントは?

 

みたいな感じでした。他の物質科学工学科の編入生の報告も参考にしながら、質問への解答を考えておいた方がいいと思います。

 

 

数学

5-6割といったところ。

 

物理

7割はとれていたと思います。

 

化学

8割くらい

 

英語

4割…とれていればいい方かも

(ちなみにTOEIC540くらいです。←しかしこれでも勘が冴えていただけかも。540点の3ヶ月前に受けた時は320点だったので())

 

最後に

とにかく基本問題をきちんと解けるようになることが大事だと思います。あと繰り返しになりますが、早めに取り掛かりましょう。2月や3月あるいはもっと遅くから始めても間に合う人は間に合うかもしれませんが、その人が早めにしておけば余裕を持って受かることができると思うのです。

(H23) 

 

物質科学工学科(応用化学コース)

 

高専での成績: 4年次席次3

   


入試について

 物質科学工学科の試験科目は、化学・数学・物理・英語の4つでした。大体過去問通りですが、どの科目も過去に1度も出していない問題を必ず1問出しているように思いました。高専で習ったことから大きく外れた問題は基本的に出ないので、過去問と授業のノートを見比べていかにも出そうな問題を予測しておくといいかもしれません。過去問は個人では取り寄せることができないので、高専の教務課を通して取り寄せてもらいました。届くまでに大体12週間かかりました。H10H18年度の数学とH11H16年度の物理の問題が九州大学高専会のHPに解答付きで掲載されていたので、それも活用させていただきました。(後輩思いの先輩に感謝です!)

 

受験勉強について

 僕は受験勉強に対してかなり不真面目でした。本格的に勉強を始めたのは5年生になってからで、もちろん時間に余裕は無く、半泣きになりながら勉強していました。入学してからも勉強不足なのをひしひしと感じているので、もの凄く後悔しています・・・。合格したのはかなり運が良かった(出そうだと思った問題が当たったり、ネックだった数学が異様に簡単だったり)のだと思います。なのでこれから書くことは、「これ以上は勉強しないと落ちる!」というギリギリのラインの勉強だと思ってください。

 受験勉強は過去問を中心にやりました。各教科ごとの勉強法を書いていきますが、不十分なところが多いと思うので他学部の方の受験体験も参考にしてください・・・(専門以外の試験は工学部のどの学科でも内容は同じなので)

 

・数学

 微分、積分、行列、複素関数、フーリエ級数&変換、確率、時々ベクトルと広い範囲から出てきます。さらに年度によっては結構難しい応用問題が出てきたりします。早めに取り組んでおかないと痛い目を見ます。僕は見ました。「大学編入試験問題 数学/徹底演習」という本が全範囲をカバーしているのでオススメです。この本には難しすぎる問題もあるので過去問と照らし合わせながら飛ばし飛ばし進めていきました。高専で習った数学を先に復習してから取り組むといいです。

 

・物理

 力学、熱力学、電磁気学、時々量子力学が出題されます。「高専の応用物理」(僕の高専ではこれが物理の教科書でした)がこれらの問題の範囲をカバーしており、試験問題と類似した問題も載っています。力学は毎年違った問題が出るので、問題集なども使って問題を多く解いておくといいです。熱力学はカルノーサイクルがよく出題されます。詳しく理解しておいて損はないと思います。量子力学はあまり入試には出てきませんが、入学後に分かっているのが当たり前という前提で授業が進められていくので勉強しておくと後々楽です。「高専の応用物理」ではやや足りない部分もあるので、過去問を見つつ他の参考書も使ってみましょう。

 

・英語

 長文が2問と英訳が1問というのが大体のパターンです。僕は英語が苦手なのであまり良いアドバイスはできませんが、周りの人曰く九大の英語は簡単だそうです。英語は工学部全体で共通の科目なので他の学科の人の勉強法を参考にしてください。工学部の専門的な単語は多くないので、一般的な単語や熟語を主に覚えつつ英訳の勉強を並行して行えばいいと思います。

 

・化学

 一般化学(molの計算、pHの求め方、周期表に関する問題など)、有機化学、無機化学、高分子化学、分析化学、生化学、化学工学と幅広い分野から出題されます。ですが、化学を高専で専攻していれば1度は見たことがあるような問題が多いです。なので、1年から習ってきたことを復習しておけばあまり難しくはないと思います。過去問を解きつつ忘れているところを補完していきましょう。

 


当日の試験

・数学(8)

 例年に比べて驚くくらいに簡単でした。意表を突かれたフーリエ変換は全く解けませんでしたが、それ以外は全て解けました。

・物理(56)

 力学、熱力学、電磁気学と例年通りの構成でした。が、電磁気学は勉強不足がたたって壊滅的でした。力学と熱力学は予想していた問題だったので大部分は解けました。

・英語(4)

 簡単だったらしいけどできませんでした。英語嫌いです(嫌いとか言ってられないんですけどね・・・)。かなり適当に解いていったので5割いってればいい方なんじゃないかと思います。

・化学(78)

 過去1度も出ていなかった生化学が出題され、勉強していなかったためにほとんど解けませんでした。それ以外は高専の授業レベルの問題だったので解けました。

・面接

 九大の志望理由、試験の出来、卒業研究の内容、インターンシップの行先、院へ行くかどうか、自己アピールなどを15分間程度で聞かれました。試験の内容や問題をその場で解かすということは一切ありませんでした。和やかな雰囲気であまり緊張することもなかったです。

 


最後に

 九大の受験は大抵の大学の受験が終わったあとに行われるので、周りが受験を終えてホッとしている中、勉強を続けるのは結構辛いと思います。頼れる先生や友達をみつけておくとかなり心強いので、周りの応援を励みに頑張ってください。それと、英語と量子力学は受験後も勉強しておくと大学生活が楽になると思います。TOEICとれーTOEICとれーと物凄く言われるので高専のときからTOEICを受けておくといいでしょう。580点程度あれば安心です。

 

(H24)

 

所属:有明高専 物質工学科 物質コース

 

受験先:九州大学工学部物質化学科(応用科学コース)

第二志望で地球環境工学科地球システム工学コース


受験者数:8

選考方法:筆記試験(数学、英語、物理、化学)、面接

受験希望理由:『化学が好きで、より深く化学を学びたいと思った。物質コースの授業で学んだ超塑性合金や水素貯蔵合金がナノサイエンスと深く関わっていることを知り、これまでの知識を生かせると思い応用科学コースを志望した。また、環境科学という科目でエネルギー問題を学んでから、燃料電池に興味を持つようになった。九州大学ではこのような研究に先進的に取り組んでいることを知り、受験を希望した。』←割と必死に考えたのに面接では使えなかった()

 


【面接の状況と質問内容】

面接は一人ずつで、面接官は5人だった。

面接時間は一人10分。

「座って、受験番号と氏名をお願いします」からはじまった。

 

物質化学科質問

・志望動機(地球環境工学科を第二志望にしているようですが、それふまえてこの学科を第一志望に選んだ理由を教えてください)

・卒研内容をざっくり話してください

・試験の出来はどうでしたか。

(TOIECの話を出してしまったので)TOIEC何点ですか。

・部活は何をしていますか。受かったら続けますか。

・ものづくりはすきですか。

・このキャンパスに来たのは初めてですか。キャンパスの印象はどうですか。

 

地球環境工学科質問

・志望理由

・卒研内容

・部活動しているか

(これだけしか聞かれなかった)

 

 

【筆記試験内容】

物質化学コースは全ての教科の過去問をもらえたので、ひたすら過去の試験問題を解いて勉強した。数学は先生に問題を見せて、勉強しといたほうがいい範囲というのを教えてもらった。物理は3年生で使った物理Ⅱの本をメインに、運動の法則だけは大学向けの物理の本で勉強した。化学は過去問しかしていなかった。

英語はTOEIC350点だったのを470点にするくらいだった・・・。

 

・数学2002時間

4年までの数学+複素関数+フーリエ+統計

有明では複素、フーリエ、統計は選択数学で一教科しか学べないので複素を受講してフーリエ、統計は独学。フーリエは図書館の本、統計は数学の先生に教科書をもらった。

6割くらい解けた。


・英語1001時間

TOEIC450点の自分にはとても難しかった。2割くらいだった。


・物理1001時間

4年までの物理+回転運動と高校の物理Ⅱの内容。高校の物理Ⅱの教科書は必ずすべてに目を通しておくべきだと思う。

7割くらい。


・化学

有機、無機、分析、高分子、一般化学など。専門で習った内容ばかりだった。

9割くらい。

 

【受験の印象】

面接は終始和やかな雰囲気だった。

うわさでは面接はおまけだという話を聞く。筆記を頑張ったほうがいいかもしれない。また、筆記のボーダーは6割といううわさも耳にした。

数学が他教科の2倍の点数があるので、数学にほとんどがかかっているといっていいと思う。

有明高専では過去問を学生課で数年分もらうことが出来た。

6月に募集要項がHPUPされるのでチェックしておかなくてはいけない。

 

以上参考になればと思います。

 

 

(H24)

出身高専 久留米高専

 

物質科学工学科(化学プロセスコース)合格

第二志望として 地球環境工学科 を受験しました

 

【入試について】

面接

 物質科学工学科面接での質問

   ・志望動機

   ・試験の出来

   ・卒業研究内容

   ・研究は楽しいか

   ・将来の夢

 地球環境工学科面接での質問

   ・部活動は何をしていたか、だけしか尋ねられたことを覚えていません。

【受験勉強について】

 九大は基礎的な問題しか出ないので、変に難しい問題は解かなくてもいいと思います。(あくまで思う、です。)私は参考書で試験範囲を勉強しつつ過去問を解いていました。


英語

 英語はDUO3.0で単語暗記しました。(完全には覚えきれませんでした。)

 その他、長文対策に「ビジュアル英文解釈PART1」、一つ上の九大に合格された先輩に薦めてもらった「ハートで感じる英文法」、英作文対策として「大矢英作文」をしました。試験では、単語穴埋め、英作文の問題ともに、DUOが役に立ったと感じました。単語覚えておくと長文を読むのも楽だと思います。

数学

 数学は、初め「高専の数学」で勉強していました。問題数が多く間に合わないと思ったので、最後は、高専の教科書を参考にしつつ、問題がまとまっている「徹底演習」の基礎問題っぽいところをやりました。「高専の数学」は答えが詳しくないので先輩は「極めるシリーズ」を薦めていました。


物理

 「物理のエッセンス」を主にやりました。回転運動分野では「物理学の基礎(D.ハリデイ、J.ウォーカ、R.レスニック)」が分かりやすいと思いました。


化学

 化学では、無機反応を覚えこむのに「大学JUKEN新書 無機化学」を先輩に薦めてもらいました。あとは化学の教科書とか化学図録で出る範囲だけ勉強しました。

 

過去問を解いていて分からない問題は友達に聞いたり、先生のところに聞きに行ったりしました。受験勉強の記憶が遠いものになりかけているので、勉強した内容が抜けていることと思いますが、参考になれば幸いです。